ファンダメンタルズ分析とは①
~用語解説~
・ファンダメンタルズ分析…fundamental(経済の基礎的諸条件)
…景気の動向や、企業の決算書などの財務諸表から、投資すべきかどうかを判断する手法。
会社四季報等の雑誌や、企業のホームページ等で開示されるIR情報をもとに、会社の利益に対して株価が割安か割高か、会社の資産に対して株価が割安か割高か、配当利回りは何%か、効率よく収益を上げているかなど、様々なデータを複合的に分析することです。
上記をもとに様々な分析に活用します。例えばマクロ面でのファンダメンタルズ分析ではGDP、為替、物価などや、ミクロ面でのファンダメンタルズ分析では、企業の決算書や財務諸表を用いて分析します。
※分析をするにあたって、筆者は「トップダウン・アプローチ」(用語詳細はリンク貼りましたのでご確認くださいませ。)を好んで採用していることをご承知の上で読み進めていただきたいと存じます。
①まず、その国の経済状況を「ファンダメンタルズ分析」を用いて、大まかでかまいません。理解を深めましょう。
(例)日本
・名目GDP:541,9兆円 ・名目成長率:0.7%(2021年)・ドル円:125円(2022年4月)・消費者物価指数:上昇 ・企業物価指数:上昇 ・人口:少子高齢化 など挙げればきりがないのでこのくらいにします。必要に応じて加減してください。
②日々のニュースチェックを通して、投資する金融商品などを選別します。
(例)預金/債券/投資信託/株式/不動産/仮想通貨/金/保険…
③今回は<株式>を選択したとして進めます。
…損益計算書、財務諸表、キャッシュフロー計算書をもとに、企業分析を行います。
~チェックポイント~
・損益計算書(業績)
…上昇を続けているに越したことないですね。上昇銘柄を選ぶのは定石です。一方で、下落していて、回復の兆しがある銘柄については、ファンダメンタルズ分析だけで判断しないようにしたほうがいいと思います。テクニカル分析も併せて投資判断すると、リスク回避にもなると思います。売上・営業利益・経常利益・純利益のうち投資者自身が重要視する項目を総合的に分析するとよいでしょう。(ちなみに筆者は)売上→増収/営業利益→増益/純利益→増益の会社を好んで投資対象にします。詳しくは今後ブログ作成します。
・キャッシュフロー計算書(CF)
…キャッシュフローとは、事業活動による1年間のお金の流れをいいます。お金の流れの見方をわかることで、健全か否かの判断、会社経営において、どのようなスタンスなのかが分かります。
一般的には、営業CFは+/投資CFは-/財務CFは-だとよいといわれます。(業種によっては異なります。)
・貸借対照表(バランスシート)
…安全性分析に使います。株価に直接的に影響を大きく及ぼすことはあまりありませんが、景気が悪くなったときに、倒産しないかどうか判断するときに活用しておくと、株券が紙切れになることを防いでくれるかもしれません。
自己資本比率が高いところを選ぶと無難です。(慎重な方は40%以上)
以上をチェックしたうえで、株価が割安なのか、またはテクニカル分析を用いて、買い時はいつなのかなどを、掘り下げていくと、ミスを減らせる可能性が高まるでしょう。投資は始めるのは簡単ですが、とても奥が深いものです。
個別銘柄の投資をするときは、入念な準備をしたうえで、行うことをお勧めします。また昨今、将来の資産形成の手段としては、NISAやiDeCo、つみたてNISAなど、国が投資をしやすいように環境整備してくれている手段を用いて、始めるとよいでしょう。世界を見渡しても、日本は投資先が預金に集中しています。(高齢化の影響もあると思いますが…)投資は、時間を味方につけるためにも、早く始めるに越したことはありません。投資は怖いものと刷り込まれていることは、重々承知しておりますが、このサイト(ブログ)を通じて、少しでも投資に興味を持っていただければ、幸いです。
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