お金の預け先で受け取る金利が変わる??
お金の預け先に真っ先に思い浮かぶのは、「銀行」ですよね?
ですが、預け先で将来受け取る金額が変わることはご存じでしょうか?
今回は、FP3級の教本で紹介されている情報を掲載しようと思います。
◎取扱金融機関ごとの預貯金の種類と特徴
1、民間銀行
銀行、信用金庫、信用組合、農協等の民間金融機関の預貯金の種類と特徴は次の通りです。
・普通預金:変動金利、1円以上1円単位、半年ごと利払い、いつでも出し入れ可。
・総合口座:普通預金に定期預金等がセットされ、普通預金の残高が不足した場合、定期預金等を担保に自動融資が受けられる。
・貯蓄預金:一定の基準残高(10万円等)以上であれば、普通預金を上回る金利適用となるが、公共料金等の引き落としには利用できない。変動金利。
・スーパー定期:固定金利、1か月以上10年以内、預入3年以上は単利に加えて半年複利型(利用は個人のみ)も選択可。
・大口定期:固定金利、1,000万円以上1円単位、単利型のみ。
・期日指定定期預金:据置1年後は1か月以上前の通知でペナルティなしで解約可。
1円以上1円単位、1年複利、固定金利。
・変動金利定期預金:変動金利、1年以上3年以内とする銀行が多い。預入3年以上は単利に加えて半年複利型(利用は個人のみ)も選択可。
2、ゆうちょ銀行
上記民間銀行の内容とほぼ同じで、名称が違うだけなので、そこについて触れておきたいと思います。
<ゆうちょ銀行↔民間銀行>
・通常貯金=普通預金
・通常貯蓄貯金=貯蓄預金
・定期貯金:固定金利、1,000円以上1,000円単位の預入、1か月以上5年以下、3年未満は単利、3年以上は半年複利。
・定額貯金:固定金利、半年複利(預入時にさかのぼって半年ごとに高い金利適用)、6か月以上10年以内(自由満期)
・ニュー福祉定期貯金:障害基礎年金や遺族基礎年金などの受給者を対象とする。
1,000円以上1,000円単位の預入、1年定期貯金利率+0,1%、1年未満
各銀行の預け先で金利は大きく変わります。「ネット銀行に預けると金利は高くなる」のが常識になっています。一方、制限や条件もありますので、入念な調べをしたうえで、預け先を決めたいものですね。
※<重要>
金融商品の性質として、安全性(元本や利息の支払いが保証されるかどうか)、換金性(必要な時にすぐに換金できるか)、利殖性(高い利回りや値上がりなどが期待できるか)があります。この3つすべてを満たす金融商品はないため、その資金の目的や、使う時期などによって使い分ける必要があります。
お金の付き合いは一生涯です。早いうちから気づき、行動することが将来の「お金の不安」から抜け出せる鍵だとと思っています。(お金に悩まない人生に生まれてみたいですが…)悩んだ以上は、少しでも改善できるように、今ある制度などを十二分に活用して、年金問題、老後資金、余裕資産形成etc今からできることにチャレンジしていきましょう。