会社四季報を使いこなそう!!①
前回、資産運用に必要な経済・金融の知識とは?で紹介したサイトはご利用になりましたでしょうか??
投資部門別売買状況は毎週確認して、トレンドの確認を継続しましょう。
今回は、会社情報の収集に役立つ、「会社四季報」について紹介します。
1.発売日
会社四季報は、年4回発売されます。
号 | 発売日 | 決算情報 | 記事の内容 |
新春号 | 12月中旬 | 中間決算(2Q決算) | 1月~3月を中心とした記事 |
春号 | 3月中旬 | 第三四半期(3Q決算) | 4月~6月を中心とした記事 |
夏号 | 6月中旬 | 本決算(4Q決算) | 7月~9月を中心とした記事 |
秋号 | 9月中旬 | 第一四半期(1Q決算) | 10月~12月を中心とした記事 |
上記から、全部買える方は、全部買ってもよいのですが、1冊2,500円前後しますから、絞って買うこともありだと思います。
決算情報をもとに投資判断をする場合は、「決算情報」欄を参考に買うとよいでしょう。株は将来を先取りして動きますから、記事の内容を投資判断にするのもアリだと思います。私自身は、決算情報を重視しておりますので、「夏号」は必ず買います。理由は、日本企業は3月に本決算が多いので、それを参考にスクリーニングしているからです。余力があるときは、「新春号」で中間決算を確認してもよいでしょう。
2.記載内容
記載内容は以下の通りです<イメージ図は右に載せておきます>
-1.業種・基本情報
…会社の特徴などを知ることが出来ます。
-2.業績・材料記事/業績数字
…投資判断の上で、決算、情報は大事なので注目しましょう。
-3.前号比・会社比マーク
…四季報予想です。参考程度に。
-4.配当
…過去・今後の予想金額が掲載されています。
-5.資本移動・株主・役員
…誰が保有しているか確認しておくとよいでしょう。
-6.財務
…安全性分析に活用できます。
-7.株価チャート・株価指標
…ファンダメンタル・テクニカル分析に使います。各項目の意味を理解しておきましょう。
ラインを引いたのは、私自身、会社四季報を読むときに、必ず目を通している箇所です。投資手法①<トップダウン/ボトムアップ>で紹介していますが、投資判断するときには、①マクロ視点で全体から判断するのか、②ミクロ視点で一企業ごとに判断するのかで、着眼する項目が変わります。例えば①のマクロ視点でいうならば、国→業界→企業という順に絞り、成長すると予想する企業を探します。②のミクロ視点でいうならば、企業一つひとつを入念に分析し、判断するという感じです。投資手法を決めてから取り組むと、ブレにくくなりますので、併せて一読いただけると幸いです。
・まとめ
今回は、1:発売日、2:記載内容を紹介しました。ほかにも魅力的な情報がたくさんございますので、記事を書いていこうと思います。
発売日は多少の前後はございますが、3月、6月、9月、12月中旬です。記載内容は個人投資家をするにあったって、魅力的な情報が満載です。一人で、収集しきるのは困難だと思いますので、便利なものはどんどん活用していきましょう!
もくじ